コンセプト3 環境共生の家づくり
地球環境とわたしたちの住まいとの関係から”家づくり”を考えています。
かなり大胆なテ−マを掲げていると思われるかもしれませんが、”地球環境とわたし”の関係は21世紀の身近なテ−マとなってきました。
足元に忍び寄る待ったなしの現実の問題でもあるのです。
ご存知の方も多いと思いますが、たとえば次のようなテ−マです。
* 地球の温暖化 CO2の排出規制
* 森林破壊
* 酸性雨
* オゾン層の破壊
* 人口問題
* エネルギ−問題
* 食糧問題
等々です。
ここでは、地球の温暖化について考えてみます。
1980年ごろ、世界的な気温上昇が観測されました。
このままの状態を続けると、今後100年間で地球の平均気温は3〜4℃上昇すると予測されています。
(例)赤道付近・・・0〜1℃ 日本・・・2〜4℃ 南、北極・・・10℃
北極の氷は海に浮いているため、海面上昇への影響は少ないとのことですが、南極大陸は文字通りの大陸であり、その上に氷が堆積しているのです。
南極の面積は日本の40倍、氷の厚さは平均2500mです。仮に全部が融けだすと海面が70m上昇する計算になります。
また、南極の氷の10%が海に崩れ落ちると、海面が数m上昇すると同時に高さ数十m級の大津波が世界各地に波及することになります。
世界中の400基あまりの原発を急襲し、放射能汚染が地球レベルで進行するなど、あながちSF映画と割り切れない現状があるのです。
この温暖化の主な原因は、大気中のCO2の増加です。
CO2の発生原因の主なものは、以下のようなものです。
* ガソリンが燃焼するとその約3倍のCO2が大気中に排出されます。
・日本の車の台数は、現在7000万台 → 人口2人に1台の計算になります。
中国が2人に1台の割合で車を持つようになるのが、40年後と想定されています。
そのときの台数は、6億台・・・気が遠くなるような数字です。
もちろん、このままガソリン車が往来しているとは考えられませんが、クリ−ンエネルギ−への
乗換えまでには相当な時間がかかります。
* 日本の自動販売機は、全国で約300万台。電力消費では原発3基分にも相当するそうです。
ヨ−ロッパではジュ−スの自販機はほとんど姿を消しているそうです。
* ゴミの焼却では、CO2の発生以外に、大気汚染、ダイオキシンの発生などの問題があります。
ちなみにCO2の発生量は、人の呼吸では150g/日、開発途上国の人では2〜3kg/日/人、先進国に住む人にいたっては30kg/日/人ものCO2を生活するうえで、発生させていることになります。
これらの現象を招いたのは、”環境よりも経済、生命よりもお金”を優先してきた結果です。
対策は・・・
1. 自動車(ガソリン)の利用を減らす。
2. 節電をする。→TVやエアコンは1台をみんなで使う。 待機電力をカットする。
3. 高級品、ぜいたく品はエネルギ−の無駄と心得る。
4. 資源の有効利用を心がける。→リサイクルはエネルギ−消費を半分以下に節約。
などが身近な対策としてあげられます。
私たちは”家づくり”からこれらの問題に取り組んできました。
* 省エネ性能住宅 → 高気密・高断熱省エネ、高耐久性能住宅
* 新築・建替えありき → コンバージョンリフォ−ム住宅
京都議定書が発効された意味を少しでも実現するために取り組んでいます。
・・・地球温暖化・省エネ・高耐久
これらの3つの視点(コンセプト)をもった家づくりが【D+ホームズの家】です。 |