詳細E 断熱工法について

C 在来木造軸組・パネル方式断熱工法
・ 特徴
パネル工法は、代表的な下記の3種類の工法が主流です。この工法は、“断熱・気密工法”だけでなく、部材寸法の体系化などにより在来工法の合理化を計った工法です。
1) 軸入りパネル工法(内断熱)…断熱気密パネルに柱などの軸組みがあらかじめ組み込まれたものを建て込んで行く工法。
2) 軸プレカット+軸間パネル工法(内断熱)…プレカットされた軸組みの柱や梁などを立上げ、その柱の間にパネルを据え付ける工法。
3) 軸プレカット+外張りパネル工法(外断熱)…プレカットされた軸組みの柱や梁などを立上げ、その外側にパネルを張っていく工法。

・ 注意点
1) 内断熱のパネル工法は、外張り断熱工法と比べ、柱、胴差、桁、間柱などの木部で、断熱材が切れて熱橋となりやすく、断熱補強が必要となります。
2) パネルと軸組みやパネル同士が接合する箇所の、密着性の確保が重要なポイントとなります。施工精度が安定するまでは、技術レベルの向上が必要となります。

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